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ニッキの面影を慕いて(12/完)

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 夜中に目が覚めたら函館だった。鉄道で本州と北海道を行き来するのは20年ぶり以上だと思う。自分でハンドルを握ると夜の間にもう少し走って目的地までの距離を詰めておこう、などとあれこれ考えてしまうが、列車任せというのも悪くない。飲めるしね。

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 函館を出てちょっと寝たと思ったら、もう青森駅到着のアナウンスだった。ギリギリまで寝かせてくれるという車掌さんの思いやりなんだろうけれど、10分足らずで降車の支度をしなければならず、この時ばかりは結構遽しい。ただ、それもまた良き記憶として沈澱していくのだろう。こうやって夜行列車でのんびり、なんてあと何年かすれば昔話になってしまうに違いない。

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 青森港のフェリーターミナルに近い三角形のアスパムが見える。友サモももちゃん、元気かな。ニッキはまだ津軽海峡の向こうでワフワフ遊んでいるんだろうか。

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 青森駅から新青森駅まではローカル線で1駅だけ移動。新幹線というのもほとんど乗らない。東海道・山陽新幹線でも2年に1回くらいだろうか。東北新幹線には20年以上ご無沙汰だ。あれ、もしかして初めて?? 新潟から上越新幹線に乗った記憶はあるのだが・・・。長旅といえば、ほとんどニッキと一緒だったからなぁ。ガランとした待合室でメールチェックを済ませ、いただいたコメントにレスを付ける。

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 駅の外もがガランとしている。自分が子どものころ、家から15分くらいの所にある新横浜の造成中の空き地に出かけたものだが、新横浜なんかは一面の田んぼだったっけ。いずれ新青森の駅前も見違えるように賑やかになることだろう。余所者の身勝手ではあるけれど、願わくばどこにでもあるようなショッピングモールみたいな街にはなって欲しくはない。

 それにしても待合室にコンセントのひとつもないというのは不親切ではないか。JR東日本!

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 青森駅と違って、新青森駅の周辺は家の近くとあんまり変わらない。ねぶたの飾りが辛うじて青森を感じさせてくれる。

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 ぐにゃっと長いノーズを持った東北新幹線。列車というよりも飛行機みたいだね。

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 実は移動するためだけの手段のような新幹線はあまり好きではないんだけれど、飛行機は空港までのアクセスと搭乗手続きが嫌い(乱気流に巻き込まれた経験もあるので少しコワいというのもある)なのと、夕方から仕事なので昼過ぎにはいったん家に戻らなくてはならないという事情があっての選択。一番良いのは自分以外の人が運転する自動車での移動かな。白夏に免許取らせるしかないか(笑)

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 ただ、たしかに速いことは速い。日本の技術に感嘆。ちょっとまどろめばあっという間に盛岡。ニッキとも訪れた盛岡城址が見える。あの日たしかにニッキと自分はあそこにいたのだ。

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 上野駅で誰かがSOSボタンを押したために出発がちょっと遅れるというアクシデントがあったが、まあ無事に東京に到着。

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 東京から新横浜へ。北海道での濃い時間に比べて帰りはあっけなかったけれど、帰った時からまた次の旅が始まるのさ、と思いながら旅装を解き、仕事に出る準備に取り掛かる。

 おわり

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※捜索のお願い

 サモエドのファーギーちゃんが行方不明です。埼玉近郊にお住まいの方、どうか捜索にご協力をお願いいたします。soon 詳しくはサモサモ日記へ。

※「城とにっき総覧」の記事 2013年5月22日更新分 は → ここ をクリックしてください。

※旧「にきにき日記」は → こちら からどうぞ。

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コメント

ニッキ君は空からこれみつさんに同行してたんですね。雲を借りて姿を見せてくれたのには、とても感動して胸が熱くなりました。
フェリーふ頭でももとニッキ君が会った日を、懐かしく思い出しています。

投稿: もも母 | 2014年7月19日 (土) 09時03分

>もも母さん

ニッキは空からどこへでも行けるので、きっとももちゃんのところにもお邪魔していることでしょう。ももちゃんが、一点をじっと見つめていたらきっとニッキが遊びに来ているんだと思います。

はい、フェリーターミナルの広場でももちゃんと出会った日は強く印象に残っております! 人は(多分犬も)記憶という宝物を持っているのに、日々の暮らしに追われて記憶をゆっくりと温め直すことができないみたいです。その点、旅というのは宝箱を開ける鍵になるようですね。

投稿: これみつ | 2014年7月19日 (土) 10時52分

夜行列車の情緒ある旅も、いずれは昔話になってしまうんでしょうねぇ。
いつか犬も一緒に列車旅なんて思ってましたが
スピードアップ化が進むのは良いけれど
寂しくもありますね。
車窓から見える景色にニッキ君との旅が重なる時
きっとニッキ君は、これみつさんの傍らで
あの笑顔を見せてくれていたと思います。

投稿: ちょびん | 2014年7月19日 (土) 19時17分

>ちょびんさん

列車の旅もニッキが付き添ってくれました。どんな時だって一緒じゃないか!というメッセージを旅に出ることで確認できたように思います。

犬との列車の旅、素敵ですね。リニアが開通してもそちらの方が実現するのが難しそうなのが今の日本だとは思いますが。ただ、衣食足りて・・・やっとこさ、犬やネコと暮らすことの豊かさ、幸せという指標が存在することに多くの人が気づき始めたのでしょう。車とペットとの共生だけでなく、公共交通機関とペットとのあり方もどんどん論議してもらいたいですね。

去年、ニッキと一緒に聞いた地区の花火、ちょっと雨が降っていますが中止とはならず始まりました。ちょっと屋上から見てきます。ニッキは嫌いでしたが、空の上からならば見ているかもしれません。

投稿: これみつ | 2014年7月19日 (土) 19時34分

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