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カエデありがとう

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 お澄ましカエデ。

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 うるさい取り巻きたちに迷惑そうなカエデ。

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 ニッキの求愛を受け入れてくれた?

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 もっとドッグランで一緒に遊びたかったよね。

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 お互いにヌマスギの葉を纏ってコミュニケーションを…

 自分もニッキも大好きだった童女のようなカエデ。劣悪な環境に繋留されたまま半ば飼育放棄のような状態から、Tさんに保護してもらった時点ですでに推定で10歳を超えていたらしい。Tさんに「幸せ」を表すイタリア語「フェリーチェ」という名を貰ってから、辛かった半生を恨みもせず、悪性腫瘍摘出の大手術に耐えてからも今日まで喜びに溢れた3年間を駈け抜けた。

 Tさんのやむを得ない事情により、I家にて「楓」という名前での新しい生活がスタートした。当初、他の犬たちとの共同生活は彼女にとって決して心安いものではなかったが、持ち前の明るさと賢さによって、それからも様々なことを学び、多くの人、犬に接し、また愛されて、心地よい暮らし方と立場を築いていった。ずっと年若いサモエドの男の子との間に仄かな恋も芽生えた。そんな日々の幸せの中、Iさんからの突然の激しい下血の報せ。その時のIさんの無念は幸せを見つけたカエデの身になっての痛切なものだったことだろうと思う。彼女の命を奪ったのは密やかに進行した腫瘍の転移だった。

 病魔は時の猶予を与えることなく、彼女はIさんの家のリビングで温かいミルクを味わってから未明の星になった。

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 言葉を尽くしても寂しさは埋まらない。ただ、あなたが生き切ったということを信じたい。

 ありがとうフェリーチェ! 大好きだよカエデ!

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お悔やみ」カテゴリの記事

コメント


 おはようございます。

 カエデ、旅立つ直前まであたたかいミルクを舐めてくれました。状況が判るのでしょう、横でチロルとネコたちが、よだれを流しながらも静かに見守ってました。

 これみつさん、そしてニッキには、いっぱいのエールをいただきました。
 あきる野では、辛い思いをさせてしまいましたが、それも乗り越え、来られたお客さんに尾を振ってくれました。
 北に来てからは、さらに穏やかな表情を見せてくれてました。晩年、他の犬と同じように原野、林をフリーで楽しんでくれたことが、何よりだと思っています。
 
 あああすれば、こうしていたら、あれに気づいていれば・・・等々、自問し、反省があります。
 それは大きな流れの中で必要な時がくるでしょう、カエデから授かったもの、学んだものが経験として蘇えり、どこかで生きるよう、心していきたいと思っています。
 ありがとうございました。

投稿: 石川 ウブ 利昭 | 2009年3月13日 (金) 04時54分

>いしかわさん

おはようございます

中標津に2回ほどお邪魔させていただいて、カエデの表情が実に満足げなものになっていたこと、彼女は彼女なりにアリーナやダーチャとコミュニケートして独自のご近所さん関係を築いていたことなどを心嬉しく観察しておりました。そして、意気揚々といしかわさんとの散歩から帰ってくるときの嬉しそうな顔!

彼女は、そうですね、中標津の仲間達とともに、Tさんといしかわさんご夫妻に対しては、特別の思いを持っていたに違いありません。

こっちに来てよ! なでてちょうだい!と喉も枯れよとばかり吠え続けていた彼女の姿が忘れられません。昨年の2月に訪れたあの時のメンバーに…ラーナ、クロマメ、タツコ、ルド、オビ、スカリー、そしてカエデにはもう会えないのかと思うと寂しい限りですが、きっとまた、形を変えて懐かしい故郷に帰って来てくれるのではないかと思っています。

自分などはわずか数頭の犬、ネコのことでさえ、大きなサインがなければ変異には気付かないで日々を過ごしています。いや、自分自身の体調管理すら怪しい状況です。何か起こってからであれば、いくらでも後悔はできますが、事前に気付くには偶然のきっかけが必要だと思います。いかに、多くの生き物たちと暮らし続けているいしかわさんであっても、犬やネコたちの見せようとしない「内証事」を反省の材料とするのは徒に心の責を増すだけかもしれません。

マロやカザフが、そしてカエデが苦しさを見せたくないという選択をした以上、それに沿うことが理なのかもしれません。犬たちは実に健気で、生きるということ全てを己がものとして引き受けているのでしょうね。だからこそその潔さが愛しくも切なくも感じられてならないのです。

天真爛漫でありながら凛とした魂を備えていたカエデ、彼女のことを最期まで温かく見守ってくださったこと、心より感謝しております。

投稿: これみつ | 2009年3月13日 (金) 05時28分

カエデちゃんが王国にきた経緯を知りませんでした。
私が石川さんの掲示板で見ていたカエデちゃんは、いつも可愛い笑顔のカエデちゃんでしたから…

私も猫達が星になる度に充分に面倒見てあげられなかった事に後悔してしまいます。
うちに生まれてこなければもっと幸せで長生き出来たのかなって思います。

若くして星になってしまった子達…
何度経験しても後悔ばかりです。

それでも頑張ってくれた子達にはありがとう、ごめんねと言いたいです。

我が家の子達も辛い思いをしているのかもしれません。
それでも私には私のできることで、なんとか少しでも幸せと思える日々を送ってもらいたいものです。

カエデちゃんのご冥福をお祈りいたします。

投稿: がっちゃん | 2009年3月13日 (金) 05時51分

レスキューの経緯を知っていただけに、あきる野ではオビ柵でウォンウォン吠えていたカエデが、声を掛けると柵越しでこそあれ、撫でてちょうだいとそばに来て、ノエル達がするように体を押し付けてきた時は本当に嬉しく抱きしめたいくらいでした。涙が次々に溢れますが、最後まで愛くるしい笑顔をくれたカエデに「ありがとう」と笑顔で見送ります。

投稿: ちょびん | 2009年3月13日 (金) 10時28分

>がっちゃん

目の前の子にとっての「最善」を考えれば、それは答の出ない問題ではないかと思います。まずは何よりもその子たちとの縁が結べたことからお互いにとっての居心地の良さを作っていくのが共にいることの意味でしょうね。自分たちもまたたくさんの助けや癒しを得ています。いろいろと制限のある中で、できるだけお互いを思いやる。その中で得る幸せこそが本当の幸せなんだと考えます。ジンジャーにしてもカエデにしても自分の命を燃やし切ったといえるのではないでしょうか。


>ちょびんさん

私もチロルに挨拶をしてから向かう先はカエデの柵でした。どうした?寂しくはないかいと問うと柵に体を寄せてきましたね。かわいらしいサモエドでした。

投稿: これみつ | 2009年3月13日 (金) 11時11分

こんにち(ばん)は。

何年前だったでしょうか、PCでサモエドの何かを検索してる時に偶然カエデの事が書かれていた、「にきにき日記」に出会いました。同時にこれみつさんとニッキの事も知りました。
そして百友房でウブ様にこれみつさん、ニッキ、そしてカエデに関して質問攻めしてしまいましたearearear
(スイマセン ・・・(汗) )

でももしカエデの存在自体が無かったら・・・
これみつさんがカエデの事を日記に書いてなかったら・・・
きっとこれみつさんやニッキ、白夏と会える事も無かったのかな・・・と考えると、不思議な物を感じます。

これみつさん、あまり気を落とされません様、元気を出して下さいね!!

投稿: 晴れ男 | 2009年3月13日 (金) 17時42分

>晴れ男さん

励ましのお言葉、ありがとうございます

カエデの死はやはり寂しいものですが、彼女が晴れ男さんを始め、多くの人を結び付けてくれたことをこうやって知ると、とても大きな存在だったのだなと改めて感じる次第です。

目を閉じれば、悪戯っぽい彼女の表情、全てのことに好奇心を示したあの動作が思い浮かびます。いつかまた中標津の地に彼女の魂を偲びに参りたく願っております。

投稿: これみつ | 2009年3月13日 (金) 22時21分

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