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室津行―追録

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 旅先で選定できなかった室津の写真を追加してみた。

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 夢さんの家に向かう時の基本ルートは、三木SAで起床、竜野ICを下りて、国道2号に出、正条交差点を左折。竜野駅の東側踏み切りを渡って、海と男鹿(たんが)島を望む峠を越えて国道250号線を目指すというもの。岩見地区のヘアピンカーブを曲がると海に沿う国道250号線に出るのだが、「七曲」という地点に観光用の案内板兼祠(だから別に罰当たりなことをしているわけではない)がある。蘭ちゃんを強く思う東からの室津の入り口。

 ここまで来ると、ああ、もうすぐ蘭ちゃんに会えるんだと胸の高鳴りを抑えつつ(ニッキはもっと興奮)、荷物を整理してニッキの最終排尿を済ませたものだった。この建物の裏手は美しい瀬戸内で、男鹿を始め、家島群島を眺めることができる。

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 そして、ここがたつの市だけでなく、関西に広く知られた洋食焼き(お好み焼き)のお店「小嶋」さん。サモ友さん、犬友さんが夢さんを訪れる際には必ず訪れるお店。これみつのお薦めはねぎ焼きと豚ねぎ。コテで食べるのには慣れてない生粋の関東人のこれみつだが、いずれコテでうまく食べてみせる。熱々なので、小さく分けてから口に入れるのがコツ。冷めてもイケるが一度は鉄板の前に座って食べるべき。

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 蘭ちゃんとのツーショットはいつもこの場所でだったね。最初は、洗濯機や傘が生活感あふれ過ぎなのではないの?などと夢さんと話していたけれど、今では洗濯機と傘立ての存在が愛しくさえある。珍しく舌を出していないニッキ。蘭ちゃんを意識しているかのよう。

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 白夏の伯父さんに当たる夢狗君と風向明媚な二の丸公園までお散歩。蘭ちゃんも元気な時はここで夢狗君と駆け回ったそうだ。大好きな男鹿島も望める自分にとっても思い出深い公園。唯一の問題は、海側に無造作に張られた電線。全部を地下に、とは言わないけれど、この風景が勿体ないよ。

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 二の丸公園から少し歩いたところにある「室津城跡」。かつては二の丸公園を含む、広大な城砦だったのだろう。現在は草に覆われて城の縄張りを窺うことはできないが、文献等もきちんと調べ、いずれアップする予定の「ニッキと城」シリーズに地図と共に掲載したい。

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※実は蘭ちゃんの亡くなった日、トイレに行きたいわけでもないのに、ニッキが何度も激しく吠えた。次の日も、その次の日も。

 直前にどこか遠出をしたとかオフに出かけたというのであれば、その名残のようなものがあって(エニセイが来た次の日など)、排泄と無関係に吠えることはあるが、今回は事前にそういったことはなかった。今、自分の日々の記録を読み返してみると、蘭ちゃんが亡くなる前日22日に、25日の新幹線の往復切符の予約を入れようとしている。それまでも、サモ友さんとのメールの中で、早くお見舞いに上がりたいと焦る気持ちは、実は、蘭ちゃんの健康に強い不安を持っているからなのではないか、と書いたこともあった。

 合理的に考えれば、数日前からの胸騒ぎと訃報に接した時の自分の心中をニッキが鋭敏に察知してのことだということになるのだろうが、素直に思うのは、やはり蘭ちゃんがニッキに別れの挨拶をしに来てくれたのだろうな、ということである。霊というものがあるのかないのか、などという議論とは別に、自然に感じたのがそういうことなのだ。もしニッキがあれほどまでに蘭ちゃんの来訪を告げていたのに自分が気付かなかったのだとしたら、なんと切ないことなのだろう。

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コメント

たつの市は短大が加古川だった私には懐かしい響きですね。
ニッキくん蘭ちゃんに会えたかな?
きっとニッキくんのそばで笑ってたよね。

ニッキくんが吠えたのはやっぱり蘭ちゃんが来てたのでしょうね。
小さな子供や動物は感じることがあると聞きました。
うちの娘が小さい時、娘が生まれる前に亡くなった私の祖父が遊びに来たと言ったことがあります。

蘭ちゃんが虹の橋を渡って寂しくなったけど、いつまでもニッキくんやこれみつさんの心の中で走り回る笑顔の蘭ちゃんがいますね。

投稿: がっちゃん | 2008年6月11日 (水) 02時11分

>がっちゃん

夢さんの家からの帰り、加古川市街の北部を通りましたよ。兵庫県は、神戸から明石、加古川、姫路と大きな都市が続きますね。

そうですね、ニッキとしては、蘭ちゃんが来ている!と自分に訴えていたのかもしれません。淋しさを真っ直ぐに受け入れる代わりに、蘭ちゃんの笑顔を永遠に心に止めたいと思います。

投稿: これみつ | 2008年6月11日 (水) 02時52分

ニッキ君と蘭ちゃんの絆を思うと
やはりニッキ君は感じて(見えて)いたのかもしれませんね。
三木SAから夢さん宅への道筋、頭の中に思い描きながら拝読しました。
峠を越えて目の前に見える海、いつも感激します。
あの海沿いの道は天草のあたりにも雰囲気が似ていて
蘭ちゃん、夢狗くんに会える嬉しさとともに懐かしさを覚えるんです。
これからも、蘭ちゃん、夢狗君が待つ室津へ足を運びましょうね。
小嶋さん、行ってみたいです~。

投稿: ちょびん | 2008年6月11日 (水) 08時38分

>ちょびんさん

改めて地図で確認してみると三木SAはかなり、夢さんの街からは隔たっているんですけれど、遠くから室津を目指すと最後の大休止地点という意味合いを持っていますね。ただ、ああ室津に来たんだなぁって感じるのがあのヘアピンカーブの辺りからだと思うんです。大都市が近くにあることを感じさせないきれいな海ですね。

小嶋さん、熊本行きの途中にお寄り遊ばせ。室津の町では蘭ちゃんが歓迎してくれますよ。ニッキも、志布志から熊本に入るルートを現在検討中です。

投稿: これみつ | 2008年6月11日 (水) 23時58分

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