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宮津から出石・但東へ

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 当初の計画では、天橋立を見たらすぐに但東町(現豊岡市)にある湯治宿に投ずる予定だったが、昼過ぎから宿の所在地を目指してしまうとあまりにも間延びしてしまう。かといって、鳥取砂丘まで長躯すれば宿の到着が夜中になってしまうし、往復の行程が半分以上同じ道路のなぞり書きになってしまうので、美しくない。

 そこで、次の日の朝訪れる予定だった、但馬の小京都と言われる城下町、出石(いずし)を訪れることにした。ナビが何を考えたか、非常に効率の悪いコースを選択した割には1時間ほどで出石に到着。都市部では非常に役に立つナビも郊外の道は意外と苦手みたい。

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 まずは出石城を廻る。神社の境内と城の縄張りが重なっている。

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 石垣が可憐な花で覆われて、参拝客の目を奪う。ニッキまでが神々しい。江戸時代あたりに、こんな風にして神社にサモエドが現れたらきっと瑞祥とされたに違いない。

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 神社を守護するは、狛犬ではなくお稲荷様。関白太政大臣並みの正一位というのもすごいが、油揚げが好きだというのも面白い。キツネってえらいのに、庶民的な嗜好なんだね。

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 お堀に流れ込む清流でニッキはクールダウン。そんなにきれいではないのかもしれないが、ボトルから与える水よりこっちの方がお好みのようだ。

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  武家屋敷や商家などが往時の雰囲気を伝えるように並ぶ。時代劇のセットのようで、実に奥ゆかしい街ではあるが、シンボルともいえる出石城の縄張りが昨年の台風24号によって壊滅的な打撃を受け、現在鋭意復興中という状況だった。平日金曜という割には街は賑わっており、ニッキも待ち行く人からかわいがられていた。

 出石といえば、お城の他に、もうひとつのシンボルがあって、藩士たちの登城時である辰の刻に太鼓を鳴らしたところから名前がついた「辰鼓楼」。和風時計台である。

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 出石は美味しい「そば」でも有名だが、よく共倒れにならないなと思うほど、蕎麦屋がひしめいている。ニッキを連れていたこともあって、味わうことはできなかったが、この後、温泉や宿泊施設を持つ但東の公営施設に併設された食堂で、「赤花そば」というお蕎麦を啜ることができた。豆腐や蕎麦の美味さというものを論ずることのできる粋人ではないんだけれど、蕎麦を啜るたびに口の中に広がる酒粕のような香味があり(出汁の問題かもしれない)、悪くはなかった。

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 ニッキには車で待ってもらい、20分のカラスの行水。陽は差していないものの、やっぱり心配だ。旅の間は万が一が百が一くらいの気持ちで行動してしまう。

 温泉は公営の「シルク温泉」。お湯は入っているだけで肌がつるつるになるのがわかるほど。溶けてなくなったりしないから大丈夫。いや、お腹のお肉だけ溶けてなくなってくれた方がよかったかな。

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 お腹が空いていたので、食べ終わってところの撮影になってしまった。撮ってから食べるか、食べてから撮るか。後者は無意味。

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 暑くなってきたので、とにかくチャンスを見つけてはクールダウン! 出石川にて足を冷やすニッキ。今回の旅では、夏の旅行ということもあり、熱中症対策を第1に、胃捻転対策を第2に置いた。ただ、訪れるまちごとに獣医さんのリストを作っておくべきだったのに、その準備がまったくできなかった。これではいけない。

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 出石を経由して15時過ぎに今日の目的地「こだま荘」に入った。田んぼの海に浮かぶように建っている。飲み物の自動販売機くらいしか置いていないのは、長期逗留の湯治宿という性格から。夜中にお腹が空くとちょっと切ないが、こういうシンプルな形態の宿はもっと増えてほしい。小さな蛾や羽虫くらいはいたけれど、それくらいは気にならない。幸いあの足の多いヤツとは遭遇しなかった。

 風呂上りでくたくたの体にふかふかのお布団というのはとっても幸せを感じる。

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 ニッキ、何をやっているのか。下に敷いたタオルと備え付けのサークルの金具が相俟って、ニッキの似顔絵上半分みたいになっている。偶然だけどね。いまさらサークルかよ!なんて思わないで、おとなしくしてくれていたのでホッとした。疲れていたのかもしれないが…

 先ほど、20時過ぎに、宿の管理人さんの勧めで、近くを流れる小川の堤防に蛍を見に行った。薄黄緑色の光は思っていたよりもずっと強く、奇跡もハッキリしていた。以前は川面から蛍が涌いてくるかのように見え、地元の人間でさえ感動したということだが、蛍もまた台風23号の影響で、餌となる虫がいなくなり、激減してしまったらしい。今、有志の方が、蛍を育て、また昔のような蛍の乱舞する里にしようとがんばっておられるようである。さて、走り通しで疲れた。明日も早い。そろそろ寝よう。にくすけはもう健やかな寝息を立てている。

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コメント

今頃、これみつさんとニッキ君は夢の中ですね。早く寝ようと思いつつ嬉しさで眠れません。天橋立〜蕎麦に蛍『和』テイストな1日でしたね。もう15年くらい蛍は見てないです。最後に見たのは京都の上賀茂神社近くです。あの点滅する光が暗やみに描く軌跡がいいんですよねぇ。川から湧くように飛びかう蛍、見てみたいものです。

投稿: ちょびん | 2007年6月16日 (土) 00時38分

サモエドの神様は素晴らしいですね。雨雲を寄せ付けない旅&オフ会日和りになりそうです。鳥取も室津も雨の心配なし。ただ、少々暑いかもしれませんね(;^_^A

投稿: ちょびん | 2007年6月16日 (土) 04時32分

本当に。。すばらしいお天気でよかったですね。
今週は雨マークなし。
こちらは、今時期はずれのハワイのような(笑)
すがすがしいお天気です。
風もあって、室温22度で湿度38%、、、こんな夏だったらサモたちも楽ね~~っと、きもちよさげな福&蔵をブラッシング中。。

サモちゃん日和のオフになりますように!

投稿:  七福神 | 2007年6月16日 (土) 08時42分

サモスマイルが雨雲飛ばしちゃいましたねo(^-^)o
ちょっと暑いけどいっぱい食べて元気を蓄えてきてね♪

投稿: ボスママ | 2007年6月16日 (土) 14時16分

今回の旅もニッキ君をお供に楽しまれたようですね。
今頃は穴子でお腹いっぱいでしょうか?
鳥取砂丘~出石を、2代目のミラターボで慣らし運転に行ったことを懐かしく思い出しました。
一緒に行った友人がソバを頼みすぎて、2人とも口からソバがあふれそうになったんですよ(笑)。
さくらと暮らすようになってから、犬連れの旅がもっと楽しめるように、宿や食堂のオーナーにお願いしたいと思う今日この頃です。
どうぞ気をつけてお帰り下さいね。

投稿: さくらママ | 2007年6月16日 (土) 18時34分

>ちょびんさん

ホタル、幻想的という言葉が後から思い浮かぶほど形容しがたい美しさでした。儚く見えるけれど、点った光は高貴で人の心奥底に働きかける力を持っていますね。ホタルがこちらに向かって、それこそ目と鼻の先に飛んできてくれたのがなんと嬉しかったことか! ハエや蚊ならとんでもないのにね。

いや~、今日も晴れましたね。私は汗だくだくで、ニッキのクールダウン以上に自分をクールダウンしたかったです。すぐ近くに室津の海はあったけど飛び込むわけにも行かず(笑)


>七福神さん

ちょうど但東から鳥取への移動中にコメントを寄せてくださったのですね。神奈川のあそこのお家かr、電波がびーんと飛んで、ちょうど氷ノ山の麓の町あたりに届いたんですね。好天への祈りも天に伝わったのでしょう。くっきりとした砂丘の風景を楽しむことができました。


>ボスママさん

いや、本当に砂丘は真夏のような暑さでした。ボスママさんもぜひ、次回はご参加を!

暑い中、会場を整えてくださった、夢さん、幹事のパンジャさん、そして焼き方を担当していただいたちょびんさん、権ままさん、アリオンさんご夫妻には大感謝です。にくすけにかかりっきりで、ばたばたしてしまいました。


>さくらママさん

はい、出石で犬連れオッケーの場所があれば、たとえそれがデッキでも出石の蕎麦を啜ったでしょうね。結局、視界の利くところからテールゲートを開けっ放しにしてニッキの様子が見える但東町の施設でそばをいただきました。

旅の味は格別。つい多くお腹に入れてしまいます。まあその分、傘松公園も登ったし、砂丘の馬の背も登ったからカロリーは消費しましたけどね。

投稿: これみつ | 2007年6月16日 (土) 22時40分

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