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横浜まで


 授業はなかったが午前中横浜で会議。仕事が退けてから普段なかなか会うことのできない親しい先生と昼食を取ってから別れた。近頃仕事のうえで寂しいこと、残念なことが増えたねと話しながらも湿っぽくならないのは、仕事に対するスタンスや考え方が基本的に同じためだろう。そこには受け持った子どもたちにはどうあっても最後は笑わせたい、勝たせたいというお人好しな楽観主義がある。たとえ、我が身はのっぴきならない状況下にあっても…。

 彼とは6年ほど前、同じ教室の同じクラスを担当した。その期間はわずか2年であったが、今思えばとても濃い時間であった。彼は算数、自分は国語と担当教科こそ異なれ、当時としては相当先進的な(二人とも十分に子ども達と話し合い、彼らに本当に必要なことを実践しただけだが…)授業と生徒対応を行い、極力無意味な作業、無駄な勉強をやらせないようにした。仕事が終われば日本酒の美味しいお店で店が閉まるまで飲んで生徒のことを話した。熱かった。当然のことながらそれに見合うだけの成果を残すことができたが、結果以上にそこまでの過程こそ輝かしく楽しいものだった。そういった本当の意味での仕事仲間に会うことで、心に広がりつつある毒叢のようなものが乾くように思える。腹が立つことを思えば腹が立つし、楽しいことを思えば楽しくなる。人生、後者の処し方がやはり得であろう。と同時に自分自身の言動が誰かにとっての不満のタネにならないようにしなければと思う。

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