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無事であること


 身の回りに取り立てて大きな事件もなく1日が終わろうとしている。そんな時、無事であることすなわち退屈というのがほとんどの場合の率直な感想だが、波乱なく1日を終えることの意味をこういうときこそあり難く思いたい。煩悶に塞がれていれば、これからの楽しい計画も、果敢なチャレンジというのもなし得まい。風もなく雨も降らない状態だからこそ、その中にあっていかにすべきかという決断や選択がその後の方向を決定付けることができるのだと思う。那須与一が揺れる船の上の扇の的を射抜くことができたのも、自ら馬に乗り、足場を確固たるものにしていたからであろう。これが逆に与一が舟にあったら、結果はどのようであったろう。何もない時間、それを退屈と取るか、静かな創造の時と捉えるか、大きな分岐点なのだと思う。

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