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一息


 朝一番で歯医者さんに行ったのはいいが、受付の人が診療室で歯医者さんの助手の務めをしており、ちょっと声を掛けづらかったのと、父母会の時間が迫っているのですごすごと引き返してきた。心のどこかには治療を後回しにしたいという気持ちも幾分あったかもしれない。鎮痛剤(バファリン)を倍量飲み、例の歯痛に効くツボをゴシゴシ揉みながら2回の出番をこなす。クスリのせいか頭が回らなかったが口は回る(決して褒められたことではない)。話している間だけは不思議と歯痛も遠慮してくれた。教室ミーティングを済ませ、その後は差し入れのお弁当で会食となるのだが、今日はさすがに弁当は食べられない。実は、この2日ほどまともな食事はしていないのである。昨夜何かちょっとでも食べておこうとスナック菓子を食べた途端目から火花が出た。一瞬歯痛ダイエットなどという不謹慎な言葉が浮かんだが、まだ冗談にもできないほど歯痛の生々しさがこびり付いている。

 さて、同僚がお弁当を食べている間に、沈痛な面持ちで力なく自転車を漕ぎ、掛かり付けの歯医者さんに行った。歯が疼いてつらい時には、どうせなら午後の一番乗りでちゃっちゃっと片付けてもらおうなどと威勢の良いことを思っていたのだが、元来歯医者恐怖症の自分にとっては、1人くらい順番待ちをするくらいがちょうどいい。次が自分の番だと思うと待合室にあるマンガや週刊誌には目を通す気にはなかなかなれない。こちらの先生には絶対の信頼を置いてはいるのだが、治療中の予期できない痛みにはこの歳になっても慣れないのである。歯茎が腫れていたのでレントゲンを撮り、治療に入る。治療していただいている先生より汗だくになりながらコチコチになって過ごす20分程度の歯医者椅子の姿は他人、とくに生徒にはちょっと見せられない。多量の膿を掻い出していただくと、悪魔が離れたように非常に楽になった。会計を済ませ、半ば放心状態で近くの薬局で薬を出していただいて帰りも腑抜けのようにぼんやりと自転車を漕ぎ、「揚州商人」で冷やし黒酢ラーメンというのを少々幸せな気分で啜ってから再び教室に戻った。授業開始までなかなか力が入らなかったが子ども達の笑顔を見ているうちに少しずつ体に元気が還ってきた。健康はありがたい!

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