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仲間


     プリクラじゃないんですけど…

 獣医さんの待合室や公園でのニッキの反応からすると、彼は人、犬、ネコを問わず他の生き物が大好きのようだ。実家で4ヶ月近く、人や犬たちと一緒に暮らしたという生い立ちも影響しているのだと思う。もっとも、近頃少し♂としての自信が過剰になってきたのか、相手がサモエドまたは北方犬種の♂だと相手の出方によってガウ…と威張りん坊になることもあるが、総じてフレンドリーだと言って良いように思う。

 これに対して、小太郎はニッキのことは好きだが、他の犬やネコに対してはかなりの警戒心を示す。相手との対面が避けられない時の攻撃的態度や興奮反応は強い警戒心と裏腹のものであろうが、我が家に遊びに来てくれた友サモ蘭ちゃんや銀ちゃんに対して、小太郎は口から唾を撒き散らかしながら「ブワーッ!」と最大限の威嚇を行っていた。また、玄関をちょっと開けた隙にエサを食べに来た千鳥の所まで飛び出してしまったことがあるのだが、その時には果敢にも外ネコ経験の豊富な千鳥に飛び掛っていった。家の中からは一緒に遊びたいよぉというような悩ましい声を出していたのに、である。ニッキ以外に小太郎がやや好意的な態度を示したのが、まだ生まれて間もないチビネコの五右衛門改め小春くらいだろう。ただ、この場合は対等な遊び相手というのではなく、先輩としてネコのしきたりを教えるというような態度で接していた。人間やニッキに対しては我が物顔で振舞うお転婆娘小春も小太郎の前では控えめな態度を示していたのが面白かった。小春の態度が気に食わないと、遠慮会釈なく、小太郎は小春の体を噛んだようである。

 小太郎と小春の場合は、世代間に渡る種の保存、あるいは同種の♂と♀というような、本能に基づく行動であるとの説明が付くのだろうが、小太郎とニッキの場合にはやはりこれは「友情」と呼んでよいものだと思う。とりわけニッキが一度加えた食物やおもちゃを小太郎の前に放り投げてやったり、小太郎がゆっくりとニッキの前を何の恐れもなく通り過ぎるのを見るとき、その思いを強くする。他犬・ネコに対するアレルギーの強さを知ってからはなおさらである。食性も生活方法も異なる、異種の動物間に通じる友情、これがもっともっと広がればどれだけ世の中が平和になることか。

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